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「ふぁ――…。」
伊緒の家に泊まった次の日、俺は病院に行くと嘘をついて半日遅れて学校にきていた。
「ははは、甲田先生眠そうですね。」
「あー進藤先生、おはようございます。」
「おはようございます。もしかして、昨日の夜はお泊りですか?」
「!!!!」
この男は昨日からなんなんだ…。
俺の気持ちや行動をズバズバ当てていきやがる。
「…何で解ったんですか。」
「だって、それ以外考えられませんよ。第一朝遅れてくる時点で怪しいですから。」
…まぁ、それもそうか。
昨日伊緒の家に行くように言ってくれたのは進藤先生だったしな。
「その様子ですと仲直りできたみたいですね。」
「―――っっ。」
本当に…食えない男だな。