「全然いいよ!!」
もう三人の前のめり感半端じゃねぇな。
これは変に誤魔化してもバレる奴だな。
「…あのですね。」
その後、恥ずかしながらも先生とのお泊りでした約束の事を話した。
間違えないように、口が滑らないように、先生を他校の男子という事で全て話した。
「…という事でして、死ぬ気で勉強してるんです。」
「「「ほ―――……。」」」
ほーって、反応うっす!!
さっきまでの前のめり感!!!
カムバックッッッ!!!
「ふふ、その彼って伊緒の事すごい好きなんだね。」
「え…優羽さんそれは何の根拠がおありで…?」
「だって、伊緒が怖いって言っただけでお泊りまでしてくれたんでしょ?そんな事、好きな人のためじゃなきゃできないよ。」
「そうだねー。しかも一緒に寝るとか…。大胆だね、彼。」
「――――っ!!!」
自分で話したんだけど猛烈に恥ずかしい…。
それに、皆さん『彼』とか言ってますけど、本当はよくご存知の甲田先生ですからね?