あ…今の笑い方はSの先生だ。
でも、そんな先生に負けないぐらい私もSなんだから!!
た、多分だけど。
「そんなに私の事見てたんですね。」
ふん、言い返してやった!!
これでどーだぁぁぁ!!
「おぉ、見てた。」
「!!!!!!」
ドッキューン!!
まさかの展開――――っっ!!
今の言葉で恥ずかしがってくれると思ったら、まさかのまさかで認められてしまった!!
この人、一枚上手だ。
「え、え…っと。」
まさかの返しで言葉を失ってしまった。
とゆうよりは、返す言葉がない。
「俺に勝とうなんて百年早い。」
「うぐっっ」
そう言って、先生はまたニヤっと笑う。
「おら、風邪引くから。さっきもフラフラしてたし…帰るぞ。」
そう言って先生は私の身体を軽く引っ張った。
その瞬間、また視界がぐるりと回った。
「―――っ!!」