先生に朝ご飯を作っておこう。
そうしたら起きて直ぐ食べられるだろうし。
用意の時間も短縮できて、まだ眠ってられるよね。
「よしっ」
先生がいる部屋から、ゆっくりと台所へと足を向ける。
料理は一応毎日作っているから自信はある。
先生には散々迷惑をかけたし我が儘も沢山言ったから、これぐらいの事はしておきたい。
ごめんねの気持ちと有り難うの気持ちをこめて一生懸命作ろう。
まぁ、あとはご飯が先生の口にあう事を祈るまでなんですが。
あ、しまった。
私、先生の好みなんて全く知りませんよ。
先生って、卵焼きは甘い派?それともしょっぱい派?
一体、どちらが好きなのでしょう……?