「・・・!!!」
今何が起きた?!
「俺、まじでりさのこと好きなんだ。付き合って欲しい」
「・・・ごめんヤス君。あたし他に好きな人がいるの。」
「・・・そんな気はしてた。りさ今日とかずっと上の空だったし・・・。でも!まじでりさしか考えられなくてさ!!」
ヤス君は見る限り必死だった。
あたしも必死だった。
23歳が17歳に告白している。
世間知らずのあたしに告白している。
「・・・あたしはヤス君の気持ちに応えれないから・・・。だからごめんねっ。」
逃げるようにあたしは走った。
家までほんの30秒くらいだったけど、42.195km走った気分だった。
ごめんね、ヤス君・・・
あたしは血が出そうなくらい口を雑に拭った。
いっちゃんとのキスがヤス君で消された。
そんなの、やだ。