なんも言えなかったけど

「しばらく休んでな?」
頭をぽんぽんされた
どきってする。
抱きつきたい。

「諒……帰るの?」
服の裾を掴んで
諒をみあげる



「んな目で見んな」
わかんなくて軽く首をかしげる

「涙目だし。
上目遣いだし。」

そりゃ体温あがったら涙目なるじゃん
それにあたしのが低いんだもん


「帰るの?」
「いてほしいの?」
そう聞かれると
答えるのは恥ずかしい

「余計体温あがるよ、ばか」
って背けたら
そばに座ってくれた