「うん♪榊くんもいいよ!


てかてか、榊くんあたしが
可愛いとかあり得ないよ…」


榊くんのことを知ってる素振りで受け答えをした。


だって、知らないって言ったら榊くんに失礼でしょ?


「あぁー陵、こいつ全く
自覚してねぇーから!」


唖然としてる榊くんに
大地がそう言った。


てか、自覚してないって
なにをよーーーーッッッ!!!


「自覚してないって?」

「いや、陽菜に言っても絶対
否定するから言わねぇー!」


もぅ、なんなのよ!


気になる~~~~ッッッ!!!


「陽菜、戻って来んの遅い!
あら~そちらの方は?」


突然、登場してきた薫が
榊くんを指差しながら
そう聞いた。


薫も知らなかったんだ…。