「うん 留学前の中学生の千波くん」



「ごめん、夢に嫉妬した」



私がそういうと、すぐに千波くんは謝ってくれた。



「すごくリアルだったの、かっこよかったな中学生の千波くん」



「ってことは、日菜は6年生か 日菜は人形みたいに可愛かったよ」



そう言って頬に手をやり、唇に軽いキスが重なる。



「あの頃と、今も変わらないな 日菜は」



「えっ!?そ、そんなことないでしょっ!?身長だって伸びたし、大人になったし――」



慌てて言う私は抱きしめられてベッドに倒れた。