―エピソード1―

「お前が好きだ…」


その甘い声と言葉に私は騙された…。
なんで?その言葉が頭を過ぎる…

私には解らない。
あんなにも愛し合ったのに、
大好きだったのに…


「…別れよう」

その言葉を聞いた瞬間
目の前が真っ暗になった。

…そして、涙が止まらなかった
だけど、彼は言った。


「離さないって言ったのに、本当にごめんな…
だけど、愛してた。本当に…ごめんっ…。」

彼は、泣きながらそう言った。
そして、私の唇に優しくキスをして抱きしめた。

私は、それを受け取った。

だって、それが彼との最後のキスだったから…。




―エピソード2に続く―