俺には好きな奴がいる


小さくて笑顔が可愛い奴。


『一緒帰ろう』と言って
毎日俺のクラスに来る。

それがまた嬉しすぎて
たまらない。


恥ずかしいから
毎日来るあいつに
Coolぶって
『はぁまた…』と言って
呆れたような顔をしてみたり…


でもこの呆れた顔も
あいつには関係ないみたい。


『帰る』とも言ってないのに
あいつはそそくさと
靴ばこに向かう。


俺の好きな最高の笑顔で。



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