その時足音が聞こえ
遠くにいる
あの愛しい姿が見えた




その愛しい人が
見たこともない冷たい目で
私を見てた。


━ズキッ━



頭が働かない私は
何でだろうと
必死に頭を回転させた



ー…私原君に抱きしめられてるんだ。



あんなに優チャンを
好き好き言っておいて
他の男と抱き合ってるなんて…

睨みたくもなるよねー…


軽蔑されたかも…



そう色々考えているうちに
あなたは近付いてきて

擦れ違いざまに



「最悪。」



と冷たく言い放った



私はあまりにも
氷のような冷たい眼差しに
動くことも
誤解を解くことも
出来なかったんだー…






.