「一緒帰ろー♪」


「はぁまた…」



毎日来る私、
瀬戸綾乃(セト アヤノ)に
ちょっと呆れたような顔をする
高橋優斗(タカハシ ユウト)



「ぢゃ靴箱でね!!」



と、今日も一緒に帰れる
嬉しさで笑顔満開の私。


半ば無理矢理だけどね。


呆れられてる事なんて
ちっとも気にしない!



ルンルンで靴箱に向かう。
すると…



「あっ!瀬戸!

はぁはぁ・・


良かった!まだいた…」



息切らしてまで
私を探していたらしい、
原拓海(ハラ タクミ)
1、2年と同じクラスの
スポーツ万能な
野球部キャプテン。



「大丈夫?どうしたの??」



いきなりどうしたんだろ…


「特に何かって訳ぢゃないけど…

一緒帰れないかなーと思って」



原君は知ってるばすだけどな…


私が最近ずっと優チャンと
帰ってるって。



「あ…ごめん
今日も優チャンと帰るんだ」


「そうだよね。
じゃ、ちょっとだけ話いい??」





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