――…全然。
そんなの要らないのに。


むしろ辛かったよ。


だって、あたしさえも、本音を言えなくなったから……。



「2組か……」



クラス表を見ながらポツリ呟く。


周りは友達と「一緒かな!?」ってはしゃぎながら居るのに、…この温度差。


……一秒、一秒。


刻一刻と時間が進む度に、あたしは生きる気力を無くしていく。


息を吸うことも、億劫な気がして。

未来がちっとも楽しみにならない。


……〝希望〟


そんな綺麗事に、あたしは頼れない。


そんなもの、この世には無いから。