そう言えば、そのままで、僕は、ベッドから出て来たんだったっけ。

 別に、今更。

 刺青と、傷の事情を知ってる女の前なら。

 裸でいるコトなんて、恥ずかしくもないけれど。

 あまりに堂々とした、シェリーに言葉を失えば。

 彼女は、片目を瞑るとさっさと、僕とハニーの家から出て行ってしまった。


 ……超厄介な、ガキ。

 直斗を残して。