俺の知らないところで、琉葵と湊もいろんなことがあったんだと思う。


俺の気付かないうちに琉葵は湊に惹かれていったんだ。


「ちょっと一哉?遅刻しちゃうよ・・・」


琉葵が首を傾げて言う。そんな姿も可愛らしかった。



「悪りぃ・・・今行く」

俺は琉葵と湊のところへ走った。


「あっ今日私生徒会あるから遅くなるから先帰ってていいよ!」

琉葵は生徒会長である。生徒や先生から信頼されいて琉葵はすごいと思う。

いくらなんでも琉葵を一人で帰らせるのは危ない。
俺が「待ってるから一緒に帰ろう。」と言おうとすると、

「いいよ、俺待ってるから一緒に帰ろう」

湊に完全に先越されてしまった・・・。

「えっ・・・いいの?湊ありがとう」
琉葵は笑顔で答える。、
俺もこんな顔されたかったな・・・。


まあ俺が言ってもきっと


「いや全然大丈夫だよ!つか一哉は勉強とかしろ」

とか言われそうだな