「俺と友里花ちゃんはね。昔付き合ってたんだ。一週間だけ。」





そういうと巧君は懐かしそうに目を細め、頭をかいた。











「中学の時にね、俺、友里香ちゃんの事が好きでどうしてもあきらめられなくて、無理を言って一週間だけ付き合ってもらったんだ。」







「今も人としては友里香ちゃんのこと好きだけど、恋愛感情はないよ。これだけははっきり言える。友里香ちゃんはね、妹みたいな存在なんだ。」







そう話す彼の瞳に嘘はなかった。










ありのままを話してくれて嬉しかった。





友里香を昔好きだったとしても、今の巧君にことが好きなんだもん。





関係ない。












あたしは前から気になってたことを聞いてみた。







「友里香とか可愛いこや綺麗なこが周りにたくさんいるのにどうしてあたしのこと好きになってくれたの?」