扉から出たところで、




「ちょっと話がしたいから、俺の部屋に行こうか。」






そう言った巧君に連れられて




白百合学園男子寮第3寮、132号室と書かれた部屋の前まで来た。








中に入ると、黒で統一されたオシャレな部屋だった。







ベッドにふたりで腰かけると、



巧君は私の体を自分の方に向け、向き合うようにして座らせた。