「舜一君。話したいことがあるんだけど、いいかな?」 勇気を振り絞って言ってみたはいいけど、 どきどきして顔をあげられない。 「いいよ。神社の方に行こうか。あそこなら人も少ないし。」 彼はそう言うと、私の前を歩きだした。