それからとうもろこしを食べたり、金魚すくいをしたり、




みんなで楽しくまわった。







もうそろそろ花火の時間だ。








「舜。愛華と一緒にかき氷買ってくるね。」



友里香ちゃんが愛華の手を取り、言った。





「俺はちょっとトイレ!先行っててくれやん?」


恭祐はよっぽど我慢していたのかダッシュでトイレに駆けて行った。






「じゃあ、美香と舜一は場所取りよろしく!」


愛華はそう言うと私のそばにやってきて耳元でそっと囁いた。








“美香、自分の気持ちに素直になりなさい。”