それから、アルバムを見せてもらった。 そこには舜一君と彼女のツーショット写真がたくさんあった。 小さいときから仲よさげに手をにぎっている。 少し幼い舜一君。 かわいかった。 でもその隣には彼女がこれまた可愛らしく写っている。 すこし嫉妬した。 すべてを持っている彼女を羨ましいと思った。