「・・・寝てる。」

部活が終わってから、教室に戻ると

やっぱり居た。

しかも机に伏せて寝てる。

一人で。

本っっ当、危なっかしい!!

あれほど早く帰れって言ったのに、

寝るな!!

俺は琉花に近寄って肩を揺すった。

「おい、起きろ。」

俺の事、何て言ってもいいから。

とにかく帰るぞ。




「起きろ。」


ん・・・。


あたし
何してたっけ。

宿題出して、
教室に
戻ったら

寝たのかな・・・

「もー
6時前だから。」


・・・え!?

「え!?
6時・・・!?」

「いった・・・
お前・・・。」

なんかあたしが起き上がってせいで
先生、顎ぶつけたみたいだけど

五時半!もー五時半!

「先生・・・
あの・・・車で送ってくれませんか?」

「は?・・・お前、前はストーカーとか散々言ったくせに・・・」

「良いから送って下さい・・・」

「いや、・・・良いけど・・・」