「ユージ!!ここに来てもいいけど、スカンクまで連れてこないでくれる!?鼻がやばい…」

『す・スカンク…ヤバい…ウケる…』

口元を抑え必死に笑いを堪えてるつもりだけど我慢出来ていなかったみたい。
久しぶりに心から笑った私に美野里とヤスは驚いていた。

「あら?もしかしてあなた噂のアロマちゃん?」

『噂…ですか?』

そう言いながら私は美野里とヤスを睨みつけた。

美野里とヤスはバツが悪そうに目を反らした。


「そう言えばヒロは!?」

「出たぁ!!詩穂さんの大翔贔屓!!」

「かっこいいじゃない!!私がもう少し若かったらいけたのにぃ…」

「誰が?もう少し?なんだって?ん?詩穂ちゃんよぉ」

『ふふふ…あはははは』

急に笑い出した私に周りはびっくりしたみたいだった。

「アロマ今日は良く笑うね??何か嬉しい」

『ユージのお姉さんって美人なのに面白いですね!!おっかしい〜』

美人な詩穂さんはコロコロと表情を変えて可愛かった。

多分それは私には無いものだったから惹かれたのかもしれない。


私にはない沢山の表情に惹かれた…