「てめっ!!ざけんな!!フウガ」

「美野里ちゃん!!ヤスなんか止めて俺と付き合おうよ??」

「オウガもふざけんなッ!!」

外が騒がしいと思ったらヤス達が店に入ってきた。

「アロマ!!
にユージ??」

「おいおい。美野里ちゃんひでぇなぁ…俺次いで??」

『美野里??どうしてここに??』

「ここ、俺らの溜まり場。」

美野里の代わりに答えたのはユージ。でも、ユージの言葉に激しく拒否したのはマスター。

「俺は許可してねぇ!!」

「シゲさんいいじゃん!!俺らが居た方が客くんじゃん??」

「あぁ、香水の臭いプンプンするギャルがな。
はぁ…大人なバーがおまえ等が来ると一気に安いクラブに格下げだ!!」

「どんまい。」

確かにさっきから場違いなギャルが入れ替わり立ち替わりやってきては写メを取りまくり去っていく。

『いつもこんななの??』

「まぁ、大体は?」

『大変ね…』

「いや??この騒ぎは一瞬だけ。そのうち来るから。」

ユージの言ってることが分かったのはそれからすぐのことだった。