「アロマ、来てたのか」

『ユージ…』

ユージは純粋な男友達。私に恋をさせようとしたヤスの紹介で知り合った。
けど、私がユージを好きになることはなかった。

でも、こうやって純粋に友人として接してくれるユージを私は案外好きだ。

恋人としてはムリだけど、こうやって友人の一人として付き合って行けたらいいと心から思う。

「また何かあったのか?」

『いや…何で?』

「何となく。」

『フフ…家に帰っただけ。』

「ここは煩い。外にでよう?」

『なぁにホテルに誘ってんの??』

「ばぁか、ちげぇよ。」


ユージの気持ちに気づいて居ながらに知らないふりをしてきた私は最低だったと思う。

こうやって甘えて、友情を続けようなんて…最低だった。

ごめんね?ユージ…
ゴメン…