人間なんてそうそう変われるわけもなく、胸を高鳴らせる人に出会ったからといって簡単には抜け出せない。


あの日から2週間近くが経ったけど、彼が私の元を訪れる事は無いし、あの日以来朝の繁華街を訪ねる事もなかった。


行くのは煌びやかにネオン輝く繁華街。



何時ものようにクラブに行き、お酒を飲んでた。


どこを見てるのか分からない、焦点の合っていない虚ろな目をした人達が踊り狂って居るけど、私はクラブで踊り狂うことはしない。

彼らがただの精神異常者じゃないことはこのクラブに通って居るものなら周知の事だ。