「何??」

お母さんは朝ごはん作りの手を止めて答えた

「担任の先生から電話よ~。あんたなんかやらかしたの?」

子供を疑うとか!!ひどっ・・・。

「あ~もしもし先生??」

するとまだ眠そうな先生の声が聞こえた。

「あ!桜井!!お前もう学校来てもいいぞ。今俺以外誰もいないし集中できんだろ」

えーー!!誰もいないのー・・・いたほうが集中できるのに・・・

「先生。何か変なこと考えてない?笑」

すると低音で返ってきた

「お前今度同じこと言ったら補習追加すんぞ」

「はいはい。じゃあ今から行くよ?」

「それでよろしい♪」

電話を切った。
後ろを向くとやけに、にやつくお母さん。

「何何~??」

また・・・このおばさんは・・・。

「補習。もう来ていいからって!」

「なーんだつまんない」

何を期待してたわけ?

「じゃ!いってきま~すっ!!」

「はいはい。気を付けてね」