「……うん」 小さく返事をして理事長室をあとにした。 組に出入りしてる奴に1人で会いに行くってことが、どんだけ危険なことなのか……蜂谷くんも知ってる。 必ず生きて戻れる自信なんてなかった。 だから、小さくしか返事ができなかった。 でもあたしは必ず生きて戻る。 蓮次と話をするために……。