疾風のバイクの後ろに乗って学校に向かう。 教室に行く前に理事長室に向かう。 ドアを開けたあたしを見て、驚いていた。 当たり前だ。 休学届出してから純にも蜂谷くんにも1度も連絡してないから…。 「……5代目が、見つかった…」 目を合わせずボソッ、と言った。 「……本当なのか?」 無言で頷く。 「どうするんだ?」 あたしは蜂谷くんに目を合わせてゆっくり口を開いた。