「まだだ…。族を抜けたアイツを探しだすのは厳しい。だから、ある人に協力を求めた」

「「「「…………??」」」」


「舞夜龍6代目総長……神龍蓮次」

「「「「…………っ!?」」」」



驚くのもムリはない。


敵に協力を求めたようなもんだから…。



「居場所がわかったら、連絡が入る。でもその間にもやることはいろいろある。だからあたしはしばらくここに籠もる…」



あたしがそう言うと、誰かが立った。