「父さんと母さんを見て驚くなよ…」



ため息交じりで蓮次は言った。


何を?……と聞こうとしたら、



―――♪〜♪〜♪♪〜


軽やかなメロディが流れた。



内線らしい……。


何か、別世界にきたみたいだ…。



「愛理…父さんたち帰ってきたら、行くぞ」




結局、何を驚くななのか聞くことができなかった。