次の日、蓮次と一緒に産婦人科にきた。


産まれるのを心待ちにしてるお腹が大きい人や、あたしと同じように検査待ちしてる人もいる。



その中であたしたちは自分の番をひたすら待つ。


蓮次はあたしの手を握ってくれている。


それだけで心が安心する。



「Cの25番の方。診察室へどうぞ」



Cの25……あたしだ。


「旦那さんもご一緒で構いませんよ」


旦那さんじゃないんだけど……。



とくに否定もせず、蓮次も診察室に入る。



診察が行われた。