あれから数年が経ち、あたしは22歳、蓮次は23歳になった。



蓮次は3年生に進級すると同時に、舞夜龍の総長を引退した。



親の会社を継ぐため、大学はアメリカに行って無事卒業した。


蓮次が大学はアメリカに行くって言ったときに、あたしは……


“蓮次って英語話せるの?”

って言って“当たり前だ”と怒られた。



頭がいいのになんで蜂凰高校に入学したのかわからなかったから、聞いてみたら………


“校則が厳しくないし、家から通いやすかったから”


だって………。



蓮次って………変わり者だ。