「あたしにとって迅以外の守るもの、それは

……女龍だった。


それからは倉庫にも顔出すようになった。でもやっぱどこがでむしゃくしゃしてた。

転校する前の学校にいたとき、友達……ってほど親しい感じじゃないんだけど、気軽に話しかけてくる子がいたんだ。

過去のことは知らないけど、唯一話してた子だった。半月くらいしか経ってなかったんだけど……。

他の人は近づこうとすらしなかった。



そんなあるときだった………。