拒絶されるかもしれないって思ったけど、やっぱり知ってほしかった。


だから、蓮次にも聞いてほしかったから今日話すことにした」



俺はただ愛理の話を静かに聞いているだけだった。



「それからしばらくして、あたしと迅は銀神のメンバーの親父さんから言われたんだ。


“無意味なケンカばかりして何が楽しい。そのあと何が残る?何か得することはあるのか?虚しくならねぇの?”

……………って。


あたしと迅は何も答えなかった。


でも今思えば、答えられなかったのほうが正しかったのかなって…。


そしたらその人…