「……愛理」


「…ん?あ、蓮次」



蓮次は何も言わず、優しい顔で頭を撫でてくれた。


ピタッ、と撫でてくれる手を止めた。



「…蓮次?」


「お前……このコブどうした?」



コブ?


あ、アイツに殴られたとき、どっかでぶつけたんだと思う。



「どこかにぶつけただけだから大丈夫だよ」


「そっか…。ならいいや」



それからリンやライとも前みたいに戻れた。




まぁ…前みたいにリンが抱きついてくる度、蓮次がヤキモチを妬く。


不機嫌オーラがすごいから、ちょっと怖い。