入ってきたのは……蓮次。
「右足と左肩は治った。あとは左腕だけ…」
「そっか。よくその程度のケガで済んだな」
それは自分でもビックリだった。
「5代目だけのつもりだったけど、白山組のみんなまで出てきた。
まぁ、もともと人数が少なかったからよかったけど…」
「……そうか」
蓮次は何か言いたそうな顔をしてる。
「…で?何か言いたそうな顔をしてるけど、話しがあるから来たんじゃないの?」
「まぁ……あ〜、そうだけど…」
「………?」
蓮次は言わなそうだから、あたしから先に言ってもいいかな?
「あのさ……蓮次」
「……あ?」