「純…今から時間ある?」


あたしの問いかけに頷く純。



「ついてきて」



あたしは純をバイクの後ろに乗せ、ある場所へとバイクを走らせた。




ここに来るのはいつ以来だろう。


あたしはお墓がたくさんある墓地の入り口付近にバイクを止めた。



純を連れ、1つのお墓の前で足を止めた。


他のお墓とは比べものにならないくらい、立派なお墓だ。