楓が、頭をひねらせ、この事態がどういうものなのかを考えていると



「おい姉ちゃん、奇怪な着物を着て何やってんだぁ?」


「へっ、おなごが肌をそんなに見せて良いのかい?」



袴を着た左腰に刀らしきものをさした男二人が、ニヤニヤしながら楓の元に来た。


楓の格好は、ショートパンツに、半袖のTシャツ。


(肌を見せすぎ?なんで?)


楓が顔を上げて、男達と目線を合わせると



「……!…ほぅ。」


「上等な顔じゃねぇか。」



さらにニヤニヤする男達。