次の日。
いつも通り人気者の
お兄ちゃんに全く
近づけなくて一人
落ち込んでいた。
そんな放課後、
わたしは隣のクラスの
男の子に呼び出された。
その人の名前は
松川真也。
サッカー部で
すごくモテるみたい。
「楠木さん。オレ、楠木さんが好きなんだ。オレと付き合ってほしいんだけど…。」
何となくは
予想していたけど
すごく驚いた。
「えっと……。
わたしなんかのどこがいいの?」