∽真優花の過去4∽
早朝の学校は
とても静かで
ガランとしている…
下駄箱の前で
靴を履き替えながら
人の気配を感じて
ふと顔を上げると
1年の時同じクラスで
わりと仲の良かった子の姿が見えた。
部活の朝練かな?
と思いながら声を掛ける。
「おはよう!朝練?」
その子は
チラッとこっちを見て
それから
パッと視線を逸らすと
そのままバタバタと
行ってしまった…
聞こえなかったのかな…?
あたしは
少し気になりながらも
急いで教室へと向かった。
教室には、もちろんまだ
誰も居ない。
机の中を
ゴソゴソと探ると…
「あっ…たぁ…」
取り出して見ると
間違いなく
あたしの白い携帯だった。
「良かったぁ…」
ホッとして
美鈴と一緒に買った
バースデーベアの
ストラップを
そっと握りしめた…
電源は切れている。
「でも…
昨日、鞄から出したっけ?
しかも、こんなとこに
入れた覚えないし…
あたし…何か変だなー…」
はぁーっと溜息をついて
携帯の電源を
入れようとした時
クラスの女子が2人
教室に入って来た。
別のグループだけど
誰とでも仲の良い子達だ。
『あれー?
相澤さん、早いねー?
おはよう!』
「おはよ!
ちょっと…
昨日、忘れ物してさ。
気になったから、
早めに来たんだ!」
『そうなんだー!
うちらは、
今から宿題やるんだー』
「宿題…?
ヤバッ!忘れてた!」
『マジでー?
じゃ、一緒にやるーっ?』
「うん!」
あたしは
携帯を鞄に放り込み
席を移動して
宿題に取り掛かった。
早朝の学校は
とても静かで
ガランとしている…
下駄箱の前で
靴を履き替えながら
人の気配を感じて
ふと顔を上げると
1年の時同じクラスで
わりと仲の良かった子の姿が見えた。
部活の朝練かな?
と思いながら声を掛ける。
「おはよう!朝練?」
その子は
チラッとこっちを見て
それから
パッと視線を逸らすと
そのままバタバタと
行ってしまった…
聞こえなかったのかな…?
あたしは
少し気になりながらも
急いで教室へと向かった。
教室には、もちろんまだ
誰も居ない。
机の中を
ゴソゴソと探ると…
「あっ…たぁ…」
取り出して見ると
間違いなく
あたしの白い携帯だった。
「良かったぁ…」
ホッとして
美鈴と一緒に買った
バースデーベアの
ストラップを
そっと握りしめた…
電源は切れている。
「でも…
昨日、鞄から出したっけ?
しかも、こんなとこに
入れた覚えないし…
あたし…何か変だなー…」
はぁーっと溜息をついて
携帯の電源を
入れようとした時
クラスの女子が2人
教室に入って来た。
別のグループだけど
誰とでも仲の良い子達だ。
『あれー?
相澤さん、早いねー?
おはよう!』
「おはよ!
ちょっと…
昨日、忘れ物してさ。
気になったから、
早めに来たんだ!」
『そうなんだー!
うちらは、
今から宿題やるんだー』
「宿題…?
ヤバッ!忘れてた!」
『マジでー?
じゃ、一緒にやるーっ?』
「うん!」
あたしは
携帯を鞄に放り込み
席を移動して
宿題に取り掛かった。