「つまり…
真優花が聞きたいのは

俺と元カノが
どこまでいったか…
って、そーゆーこと?」


「違っ…

わ…かんない…

ごめんなさい…怒ってる?
…てか…引いてる?」


「別に…

怒ってもないし
引いたりしてないよ。

真優花の考えてること
全部、正直に話してみな?

俺…真優花の気が済むまで

ちゃんと聞くし
ちゃんと答えるからさ…」

そう言ってくれた
彼の瞳は

すごくキラキラ輝いていて

あたしには…

とても眩しく感じた。

だから、なんとなく

視線を逸らしたんだ…


「悠斗って…

女の子の扱いが
慣れてる…でしょ?

それって、やっぱり…
経験豊富だから…
なのかな?…なんて…」


「別に…慣れてないけど…

ほら、俺…妹いるからさ
それで…つい、同じように
接してしまうのかもな。

真優花って
ちっちゃくて可愛いからさ

それに…やっぱ
好きな人には触れたいし。

…いや、いやらしい意味じゃなくて…

…まぁ、そーゆー意味も
少しは…あるかな…」


「えっ?」


「…ごめん。
絶対無いとは言い切れない

…けど

真優花の気持ち
無視したりしないから…

俺を、信じてほしい。」


「ん…」


あたしは、頷き…
そのまま下を向いていた。

正直…戸惑ってる。

なんとなく怖くて…

でも…ちゃんと正直に
話してくれるところが

悠斗らしくて…
信頼できるんだよね…


「俺…ハッキリ言って

確かに経験…あるよ。
でも、誓って1人だけだし

こんなこと言っても…
言い訳にしか聞こえないだろうけど

あの頃は…その…

情けない話だけど

気持ちより…
体が求めてたってゆーか…
ごめん
うまく話せないけど、

とにかく

あの頃の自分は

正直
ダメな奴だったと思う…

でも今は…絶対、違う!

真優花のこと
すごく大切に思ってるし

大切にする…自信もある」

しっかりと思いを告げた

その瞳は…

さっきよりも

輝きを増していた…