こんなあたしは


男子と接するのが


大の苦手



喋ったりとかも


あんまりできないし




一緒にいるだけで


緊張して…



どうしたらいいのか


わかんなくなっちゃう





なのに…



わざわざ戻って来た


和野くんのおかげで




委員会のある教室まで



並んで歩かなくちゃ
いけない




そこまでの距離が


いつもより長く感じた…





俯き加減の
あたしの目の端に


チラチラと見え隠れする



彼のズボン…



その長い脚で


ひとりで
さっさと行っていいのに…



チビなあたしに
歩幅を合わせて



ゆっくりと歩いてる





さっき



職員室まで日誌を届けて



そのまま委員会に
行けばよかったのに…



どうして
戻って来たんだろ…?






気まずい…



今すぐにでも



逃げ出したい気分
なんですけど…