いきなりの事で私は戸惑ってしまった
それよりまず驚いたのが
沖田くんがこの超有名サロンでバイトしてたって事
沖田くんみたいな人がいたら
……そりゃ儲る訳だ
そうして一時間もすれば
沖田くんの手によって私の髪は魔法をかけられたかのように変わっていた
「トーンの低い茶色に染めてから、少し毛先を整えてみました
後、結構髪痛んでるみたいだったんでトリートメントもしておきました」
「すっごーい-…」
水気を失っていた私の髪はトリートメントで補修されて潤いを取り戻して
ムラがあった髪色も綺麗にカラーリングされた
沖田くん超凄い…
私は鏡で自分の髪を見て唖然としていた
「昨日奏ちゃんの髪見たら結構痛んでたからさ、祐輔に頼んでおいたの
お風呂の後ちゃんと乾かさないと痛んじゃうよ~?」
「よく言うよ、お前だってカッスカスの髪してたクセに」