着いた場所は
雑誌とかでよく見た事がある超有名な美容院だった
朝早いせいかまだお客さんがいなくて私達だけ
彩美さんっていつもここ…通ってるのかなぁ……?
「ども、おはようございます」
「…………あれ
お、沖田くん…だよね?」
「俺、ここで手伝ってんすよ
こっちにどうぞ」
訳も分からないまま言われた席に座らされた
私は彩美さんの方を見た
「細やかながらあたしからのクリスマスプレゼント
一日遅れだけどね、
受け取ってちょーだい!」
「え…でも…」
「祐輔の奢りだから!」
「冗談じゃねぇよ
彩美のポケットマネーからで」