「…もう駄目」
「なんで…?」
渓ちゃんはまた自分にストップをかけた
「止まらなくなりそうだから
さっきので結構ヤバかった」
ヤバいのは…私かも知れない
渓ちゃんが好きで好きで
大好きで
どうすればこの好きが伝わるか分からなくて
今すごくもどかしい思い
自分の身体は快楽を覚えてから
渓ちゃんのキスを求めてしまう
「………止まらなくていいよ?」
「へ?」
「もう…受験終わったでしょ?」
自分は今何を言ってるのか分かってるのだろうか
凄く恥かしい事言ってる、私
渓ちゃんの目が丸くなった
不思議そうな顔で私を見る
「………後悔しない?」
「絶対しないよぉ……渓ちゃんだって・・・」
「する訳ねぇじゃん………」
そう言って渓ちゃんは
私を抱き締めたまま
リビングの床に私を押し倒した