「駅員さんに聞いて来るね」

「おぉ、俺ここで待ってっからな~」




私は駅に入ってホームの近くにいる駅員に声をかけた




「あの~携帯の落とし物ってありませんでしたか?」

「携帯ですか?」

「はい、白い携帯なんですけど…」




駅員と事務室まで行って確かめてもらったら
そこには

ちゃんと私の携帯が届けられていた



「あ!これです!私の携帯っ」

「それは良かった、
女子高生の子が届けてくれたみたいで」





女子…高生?

誰だろう・・
見たかな?
中身、見たかな?




「…お世話様でした」





携帯を握り締めて
渓ちゃんの元に行った