「それって…幼いって事?」


 「そうよ。」


 「なっ失礼な!これでも繭と一緒だよ」



 必死な顔であたしは答えた。



 繭は笑って「ゴメン」答えた。



 「でも、繭は前より綺麗になってるなぁ。」


 「ありがとう。」



 二人は話ながらお店へと向かった。



 「そういえば前に話していた彼氏は?」



 思い出したように小梅は聞いた。



 繭は「別れたよ」と答えた。


 繭の言葉に、目を丸くして私は驚いた。



 「えっあんなに仲が良かったのに…」


 「浮気されたんだよ!」


 「うっ浮気!?」



 繭は“そうだよ”と言って話を続けた。