『へぇ普通かな。いつもそれぐらいに見られているし。』



 詩音はアハハッと笑って答えた。



 「なんか腹が立ったので切ります!」


 『待て、小梅!』


 「問答無用!!」



 小梅は“ブチッ”と電話を切った。



 「あ~あ。電話切られたか。まだ明日の話があったんだけど…まぁいっか!」



 詩音は明日の事を話そうと思ったけど、電話を切られた為諦めたー…。



 「あの人最低!人をバカにして!」



 ブツブツと文句を良いながら“チラッ”とテレビに顔を向けた。