『前から気になっていたんだけど…小梅っていくつ?』



 電話越しで喜んでいる小梅に聞いた。



 「22歳ですよ。」



 ケロッと答える小梅に詩音は驚いている。



 『ウソ…』


 「本当ですよ。いくつだと思っていましたか?」


 『高校生ぐらいかと…』



 詩音は驚きながらも答えた。



 「失礼な!これでも成人しています。」



 声を張り上げるように小梅は答えた。



 《俺と同い年とは思わなかった…》


 「一緒なんですか?」


 『いくつだと思った?』


 「25歳かと…」