「…君は若いのに珍しいですね。」


 「そうですか?普通ですよ。」


 ((普通じゃねぇよ!))



 詩音とマネージャーは、こんな子もいるんだと内心思った。



 「話がズレたが…小梅さんでしたか?」


 「梅です。」


 「あぁ、すいません…梅さん(名前が古い!)。今、梅さんの前にいる人はSHIONと言います。人気の歌手なんですよ。」



 ーーと言って、マネージャーが説明をした。


 マネージャーの説明を聞いた小梅は、眉間にシワを寄せた。